【調理】「教えてあげる」が自然に生まれる『ナナコトヤオキ』の調理実習

2025/10/21

フリースクール『ナナコトヤオキ』では、単に料理を作る「調理実習」ではなく、仲間と協力する「体験学習」の時間を大切にしています。

今回のテーマは「子どもたち主体の運営」。 メニュー決めから買い出しまで、すべて子どもたちが行いました。

「苦手」も「初めて」も、ここでは大丈夫。

新しく仲間になったEちゃんが「ごぼうのささがき」に挑戦していた時のこと。 それを見ていたCくんが、自然に「こうやるんだよ」と教え始め、2人で協力してごぼうを担当してくれました。


また、「生姜焼き」チームでは、生姜が苦手な子のために、 「じゃあ、こっちはニンニクのたれにしよう!」 と、お互いの違いを認め合い、柔軟にアイデアを出す姿が見られました。

先生は「指示する人」ではなく「見守る人」

私たちは、子どもたちが「どうしよう?」と悩んでいる時も、すぐには答えを出しません。

「野菜、どれくらいの大きさに切る?」 「お肉、焦げないかな?」 そんな会話を子どもたち同士で交わしながら、自分たちで判断し、解決していくのを見守ります。

もちろん、危ない時はサポートしますが、失敗を恐れずに挑戦できる環境こそが、彼らの「考える力」と「協力する心」を育むと信じているからです。

「ナナコトヤオキ」は、一人ひとりが安心して自分らしくいられ、仲間と協力する喜びを学べる居場所です。


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